
当院では防災啓発活動として「みんなで防災」プチ講座を開催しています。
今日は、過日開催した講座シリーズ2回目の報告です。
発災後72時間、公的機関は救命活動にあたりますから、救援物資の配給までは手が回らない状況となることは容易に想像できます。よって先ずは「自助」が基本となるでしょう。そこで今回の講座テーマは、「水備蓄と熱源」。ライフラインが断絶しているであろう「発災当日~3日目」の生活をイメージする内容でした。
例えば、備蓄しておきたい水の量を再確認しました。また付属情報として、断水時の吹田市給水所を防災マップで確認し、給水タンクを持って自宅と給水所の往復が大変であることを実感。他にも、手持ちの備蓄食品で3日分の献立立案したのですが、実はこれが難しくって、とにかく「水(お湯)」が用意できないことに気づき献立立案の壁にぶち当たる参加者も。頻発するであろう余震を考えると、料理にカセットコンロを使っている時に揺れて火事を起こさないか・・・みなさん各々に色んな問題点を発見!
その問題点を解決するための一案として、防災便利グッズを紹介。備蓄水を携帯小型浄水器でキレイにして生活用水にしたり、火がなくても食品を温められる発熱剤と袋を使ってカレーライスを用意したり、楽しみながら防災便利グッズ体験しました。

災害はいつ起こるかわかりません。
防災について「聞いたことある知識」を「実際に出来る体験」に変えていきましょう。
引き続き、当院では患者様やスタッフの安全確保のために真剣に防災に取り組んで参ります。
プチ講座も開催しますので、患者様もどうぞ気軽にご参加ください。
感謝。
【今回使用した防災便利グッズ】
①携帯型浄水器MizuQ PLUS(かりはな製作所)
②電動式携帯浄水器 GS-2801(Greeshow)
③モーリアンヒートパック(株式会社協同)